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エコの語源って?

 私たちは普段から、エコという言葉を頻繁につかっていますが、
実は詳しい意味をしらないかも?と思って調べてみました。

まず、言葉の語源は
ギリシャ語の「oikos=家」、ラテン語で読めるようにして「eco」となったそうです。
生物が住む場所という意味のeco に「~logy=~の学問」がくっついて、
「ecology=生態系」となったのだそうです。

「economy=経済」のecoも同じ語源で、生物が住む場所(地球)の
家計を管理するといったような意味合いでつくられたそうですよ。

日本では環境にやさしいというイメージで使われている言葉ですが
本来、生態系という意味なので、日本以外で使う場合は気をつけなければいけませんね。





温暖化って、結局のところ何がどうなっているの?~最終~

「地球温暖化って、結局のところ何がどうなっているの?」
と思っている人は結構多いのではないでしょうか?

これまでを簡単におさらいすると、
一般的には「温暖化は起きている。それは人間が原因」。
しかし、「そんなことはない」という懐疑論が存在しています。

これらはすべて、科学を頼りに議論されています。

わたしたちは科学を「常に正しく現実的」と考えがちですが、
本来、科学ではすべてのことを解明できるわけではなく、
科学者たちも「常に議論され書き換え続けられているもの」だと認識しています。

IPCCでも、報告書の見解が正しい可能性を90%としています。
これは残りの10%はそうでないかもしれないということになります。
(懐疑派の人たちはこの10%にフォーカスしています)

つまり、「科学は不確かさを常に抱えている」のです。

一般的にわたしたちがこういった問題を考えるとき、
正しいか?間違っているか?という二元論で考えがちです。
そして、「異論」の方をおもしろく思ってしまいがちです。

地球は、人間の体と同じように単純な計算式での予測が成り立たないと
言われていますから、今後も新たな科学的予測や理論はたくさん出てくるでしょう。

そういった情報を、何を基本にして判断していくか?は
各々あると思いますが、しっかり、検証・確認をすることと、環境に
取り返しのつかない重大な問題がある場合は対策をとるべきという
予防原則に従って論じられているかどうか?が大切なのではないかと思います。


温暖化って、結局のところ何がどうなっているの?~その3~

今回は、地球温暖化懐疑論についてお話します。


これまでお話してきたIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書は
1990年に第1次、1995年に第2次、2001年第3次、2007年に第4次と発表されてきました。

この後の2007年~2008年頃に懐疑論の本がよく見られました。
2008年の洞爺湖サミットを前に温暖化防止や環境保護が叫ばれていた時期と重なります。


懐疑派の人たちの主張は以下のような七つのグループに分けられるそうです。
(※東北大学の明日香教授による)

1、温暖化は起きていない・・・温度が低下している地域もある

2、水蒸気・太陽活動・・・二酸化炭素より水蒸気や太陽活動の方が影響が大きい

3、モデルは信じられない・・・気候モデルの予測など信用できない

4、二酸化炭素海面由来・・・大気中の二酸化炭素増加に人為起源の排出は無関係

5、悟り・温暖化歓迎・・・エネルギー消費は人間のさが。逆に文明を発展させる。

6、すべて陰謀・・・温暖化問題は原子力推進派やリベラル派の陰謀である

7、もっと大事なことがある・・・貧困やエイズの方が優先順位が高い



上記の論調をとる人たちを懐疑派と呼び、IPCC派とで議論がなされています。

こう分かれてしまうのは、常に不確かさのある「科学」が原因です。

さらに、この不確かな「科学」が、「経済」を左右するわけですから、
両派に分かれてしまうのは仕方がないのかもしれません。

それでは、じゃーどう考えたらいいの?
というところを次回の最終回でお伝えします。



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