東京のエコ事情
2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催地が!
東京に決まりましたね!
前回の更新は、
ライバル都市のマドリードとイスタンブールのエコ事情についてでしたが、
今回は東京の環境問題への取り組みをご紹介します!(五輪にちなんで、5つ! )
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☆新宿区 ~森を育てる~
(新宿区には、開会式、閉会式、サッカー決勝などが行われる予定の国立競技場があります。)
長野県伊那市、群馬県沼田市、東京都あきる野市の3地域で「新宿の森」を整備。
植林や間伐などの森林保全活動を通して整備した森林で増加したCO2吸収量を
区内CO2の排出量と相殺するカーボン・オフセット事業や、
区民の自然体験学習、地元地域との交流事業などを行なっています。
☆千代田区 ~動植物と生きる~
(千代田区には、柔道が行われる予定の日本武道館などがあります。)
高度に都市化した千代田区にも、皇居をはじめ、公園、お寺や神社などといった
身近な生き物が生きる場が残されています。
区内の動植物の実態を調査したところ、2120種もの生息・生育情報が得られました。
こうした生き物の豊かな生息環境を守り広めるため、
千代田区は「生物多様性地域戦略」の策定を進め、
区民や事業者などと連携し、生物多様性を守るまちづくりに取り組んでいます。
☆墨田区 ~雨との共生~
(墨田区には、ボクシングが行われる予定の両国国技館があります。)
「雨水は流せば洪水、ためれば資源」を合言葉に、1980年代から雨水利用に取り組んでおり、
現在では雨水利用の世界的な先進地となっています。
区役所・東京スカイツリー・両国国技館などのトイレや消火用水に雨水が利用されているほか、
地元企業のライオン㈱とNPO法人雨水市民の会が、雨水タンク「両国さかさかさ」を区に寄贈し、
また一般家庭でも小規模雨水タンクを設置するなど、地域全体で雨水利用を進めています。
☆江東区 ~潮風と走ろう~
(江東区には、レスリング等が行なわれる予定の東京ビッグサイトなどがあります。)
「豊洲グリーン・エコアイランド構想」などで、環境にやさしい交通を推奨しています。
具体施策として、2012年11月、臨海部でコミュニティサイクルの運用が始まりました。
普通のレンタルサイクルと違ってセルフサービスで利用でき、
区内各所のステーション(駐輪施設)で自由に貸出返却ができます。
「江東区の環境まちづくり」の顔として、臨海部のあちこちで活躍します。
☆中央区 ~花と緑の都に~
(中央区には、選手村が置かれる予定の晴海埠頭などがあります。)
建物が多い中央区では、公共施設の屋上や壁面の緑化をすすめるだけでなく、
民間のビルやマンションなどにも緑を増やす支援をしています。
また、区民や区内で働く方といっしょになって、
「緑のアダプト制度」と呼んでいるボランティアの花壇づくりも進め、
花と緑がいっぱいの中央区を目指しています。
東京の5つの区での取り組みを、少しご紹介しました。
街!都会!というイメージが強い東京ですが、
もちろんエコを大切にし、環境問題に取り組んでいます。
五輪だけでなく、エコについても感動できるようなまちづくりを
これからもっともっと進めていきたいですね!! 😀