雪冷房システム
こんにちは 😀
12日に広島でも初冠雪を記録しましたね!
冬にしか味わえない景色ですが、雪国では大変です。
今回は、ある町の画期的な雪の活用法をご紹介します◎
その町とは、山形県川西町!
川西町の代表的な文化施設で、情報発信・地域間交流の拠点であるフレンドリープラザに
「雪冷房システム」を導入しています。
〈フレンドリープラザ〉
これは、雪国にとってやっかいものであった雪を貯蔵し、夏に資源として活用するシステム。
「雪冷房システム」を導入したフレンドリープラザは、延床面積4,618㎡、
717席の劇場ホール・遅筆堂文庫・展示ギャラリー等を有する複合文化施設です。
この大規模施設を夏の間(6月下旬~9月)に雪を使って冷やしています。
この雪を貯蔵する施設「エコスノードーム」が、フレンドリープラザに隣接した敷地に2棟。
〈エコスノードーム〉
「エコスノードーム」は、おおよそ軒高8m、長さ15m、幅14mの半円型になっています。
構造は、厚さ4.5㎜の鋼板製で、内側には厚さ20cmの断熱材が張ってあります。
この中に、2棟で963トンの雪を貯蔵できます。これは、ダンプカーで190台分くらいの量!
この給雪量で年間334時間の冷房能力があり、
フレンドリープラザの冷房能力を充分確保しています。
「雪冷房システム」は、“融解熱交換冷水循環方式”といわれるものです。
貯蔵した雪から得られる冷水を機械室の地下冷水ピットに貯め、熱交換器を通して、
施設の冷房装置の循環水を冷やし、冷えた空気をつくる仕組みになっています。
川西町以外にも、各地で「雪冷蔵システム」が拡大していっているようです。
ちなみに、世界で初めて設置されたのは山形県舟形町!
冬に降る雪で夏のエコにするなんて素晴らしいですね 😀