COP17ってなに? 住宅断熱の硬質ウレタンフォ―ム エルカエル

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COP17ってなに?

今週末で閉会するCOP17。


耳なじみの方も多いと思いますが、一体何を話し合っているのか?
かんたんにおさらいしてみようと思います。

そもそもCOPとは 「Conference Of Parties」 の略で日本語にすると、
「締約国会議」のこと。
条約に批准した国がその条約について話し合うために集まる会議です。

なので、条約ごとに「締約国会議」は存在しています。
他に、生物多様性条約、ストックホルム条約、ラムサール条約などが
あり、それぞれに開催回数の数が後ろについたCOP(締約国会議)が
開催されています。

ということで、今回は「気候変動枠組条約」の17回目の会議。
日程は、11/28(月) ~12/9(金) 南アフリカのダーバンで開催され、
およそ、190ヶ国が集まり、「地球温暖化どうする?」について、
話し合っています。


前回のCOP16は昨年メキシコのカンクンで行われました。
最大の焦点は、2012年に期限切れになる京都議定書を継続するかどうか?


京都議定書は、1997年のCOP3で先進国に温室効果ガスの削減を
義務づけたものでしたが、この義務を負ったのは日本とEU各国だけで
もっとも温室効果ガスを排出している中国、インド、アメリカが削減義務を
負っていないので結果、増えてしまいました。ありゃりゃ。


この問題を解決するために、他の国にも削減義務を科そうとしますが、
途上国は、経済発展が妨げられるとして、反対。
結局、結論は先送りされてしまいました。


なので、今回の会議の焦点も、同じく2012年で期限が切れる京都議定書に
代わる新たな枠組みづくりについてです。


日本の京都議定書への姿勢は「継続反対」。
一部の国だけが義務を負うべきではないという考え方です。

しかし、原発の力によって、CO2の削減を目指していた日本。
原発事故によってエネルギーの基本計画を見直さなければならなくなり、
しっかりとした意見を言えない模様。

その他の国も、前回のCOP16から意見を変えないまま。


このままだと、2013年からの温暖化防止についての枠組みが、何もなくなってしまいます。

中国、インド、アメリカが動いてくれるよう、何か案を打たなければなりませんね。


日本もこれを機に、世界中に脱原発を訴え、自然エネルギーを途上国に導入する
ことで、温暖化問題に対するリーダーシップを発揮できたら、と個人的には思うのですが。


どんな結果になるのか。


今週末です。


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